わが心(むね)の 仏の種に 水やらば 芽吹き繁りて 花も咲くなり
照滴051
本文
わが心(むね)の 仏の種に 水やらば 芽吹き繁りて 花も咲くなり
形式
#短歌
カテゴリ
#2.修行・実践
ラベル
#仏 #修行 #精神 #悟り #花
キーワード
#仏の種 #心 #芽吹き #水
要点
心の中に仏の種があることを悟り、修行によって成長・開花することを描写。
現代語訳
私の心に仏の種が植えられており、水をやれば、芽が出て繁り、やがて花も咲くのだ。
注釈
仏の種:心の中の仏性
水:修行や学びの象徴
花:悟りや功徳の象徴
解説
心の中の潜在的仏性を育てる比喩。修行の積み重ねが心の成長と悟りにつながる様を描く。
深掘り_嵯峨
内なる仏性(種)と修行(水)の関係を詠んだ歌です。人間の心には誰もが悟りの可能性(仏の種)を秘めていますが、それは水をやる、つまり日々の修行や精進なくしては芽吹きません。この歌は、自力によって菩提心を育み、やがて悟りの花を咲かせようとする、能動的で前向きな求道者の姿勢を表現しています。